雑記

【1000文字チャレンジ】チョコ

チョコレートは甘い。自明だ。一般的なチョコレートは甘い。しかし悪ノリ以外の何者でもないチョコレートは実在する。カカオ99%。なぜこんなものを作ったのか。完全にネタにしか見えない。食べた記憶のあるカカオ99%の味は、泥?
何を食べていたんだっけ、泥?
と、口に入れた者に混乱をもたらした。つまり私だ。思わず失言してしまいそうになるぐらい、カオスな味だったことは伝わるだろうか。端的に言えば美味しくなかった。

こんな瑣末なチョコ話は置いておいて、もうちょっとよくある話をしようか。私はバレンタインが嫌いだ。なぜお菓子の会社のために決まった時期にチョコレートを買わなければならないのか。仕向けたのは広告会社だろうが、うまくイベントの作成に成功したものである。賢い人たちはすごいなぁ。いまやバレンタインは季節ものの行事だと日本国民ほぼ全てがそう認識しているのだから、恐れ入りますね。そうして経済が回るのは喜ばしいことです。

しかし私にとってはめんどくさいイベントでしかない。彼氏などがいる場合はチョコを用意しなければならないし(若いうちは手作りっていいな、という無言の期待を彼氏から受ける場合もある)(てめえで作れと思う)(ちょっと盛りました)、職場でも零細企業ではバレンタイン前になると女性陣が集まり、一応男性社員へのバレンタインイベントやった方がいいですかねー?みたいな雰囲気になるのだ。私は誰かが言い出すまで待ってるタイプだが、なんだかんだそのイベントは実行される。みんな好きだなぁと思う。正直めんどくさい。ホワイトデーにお返しはもらえるけど別にいらないしな。職場における社交辞令的なバレンタインイベントなど、お互いにとって全く不毛であるのではないか。男性だってお返し買って来るの面倒なのでは?知らんけど。

一度びっくりしたのが、バレンタインの日に他の女性社員の方からお菓子をいただいたという事件である。私にはなかったその発想に心底びっくりした。もちろん顔面にはとても嬉しいという表情を浮かべ、声も高めに「ありがとうございます!」と連呼した。と同時に、これ私ホワイトデーにお返ししなきゃあかんやんけ、え、それまで覚えとくの?せっかくバレンタイン終わったら解放されると思ってたのに!と内心で悲観しましたが、表側ではニコニコしていましたよもちろん。

こんなふうにバレンタインを楽しんでいる人は意外と存在するようです。私は背中にバレンタインはやりませんと貼って歩きたいです。