雑記

【1000文字チャレンジ】橋

橋の上を歩いたことがある。おぼろげな記憶を辿る。明石海峡大橋が開通したので、歩けるようなイベントだった気がする。歩いたかもしれない、ぐらいの記憶しかないので、印象の薄い出来事だったと言える。

橋について文章を書く。よく考えたら(考えなくても)橋の知識などない。思いついたことをつらつら書いていくことにしよう。

橋らしい橋で一番好きなのは、電車が大きな川を通るときの橋。形がかっこいいから。

***

場所と場所を繋ぐものが橋だ。川を渡してくれるものがポピュラーなのかもしれない。橋がなかった昔の人は簡単には川の向こうへ渡れなかったのだ。不便だな。

現代人的に橋を語るなら歩道橋だろうか。歩道橋にはまあ階段とスロープがあれば渡れるでしょ、というシンプルな機能がついている。しかし昔からあの形だ。SFチックに進化していく未来はなかったのだろうか。簡易なエスカレーターがつくとか、歩道橋自体が透明な筒で覆われるとか。まあそこだけSFチックにしても、周辺環境が郊外都市レベルだと圧倒的に浮いてしまいますね。というか、エスカレーターと屋根付きの歩道橋は存在していた気がする。SFへの貧困なイメージが露呈してしまいましたね。

歩道橋は揺れる。とても揺れる。多くの人が歩いていると酔うように揺れる。揺れるたびに、ああ揺れてるなあと思う。地震の時と同じ感想である。

場所と場所を繋ぐもの、という点で広げると、私の好きな乗り物は動く歩道である。単純に平行移動速度が速くなる。あと降りた瞬間に『すぅん』ってなるところが好きだ。スピードに乗って快適歩行の末、普通の道に戻ってきたときの『すぅん』。

吊り橋。吊り橋効果。もう手垢のつきまくった理論だと思うけど、今でも効果があるものなのでしょうか?これは気になりますね。今でも吊り橋効果は有効なのか?
ていうか吊り橋って怖いか?ドキドキするか?なんで吊り橋が怖いことになってるんだ?日本の技術でちゃんと吊ってあったら大丈夫だと思うけどなあ。下が見えるのが怖いとか?そうか、高所恐怖症の人は、高いところにあるガラスの床も怖いんだもんね。それだともし吊り橋で下が見えたら怖いかもしれないね。
まあ吊り橋効果は名前として有名なだけで、別に本当に吊り橋で実行する人などいないだろう。せいぜい遊園地のジェットコースターかお化け屋敷か。ホラー映画を観に行くとか。

吊り橋効果が今でも有効なのか、非常に気になるところです。