ミニマリズム

ショートという髪型の合理性

少し前にかなり久しぶりに髪型をショートにした。今まではボブが多かった。私の髪は、多い・硬い・太いタイプだ。正直とても扱いづらい。美容院に行くたびに、希望の髪型を説明した後、「あととりあえず軽くしてください」と付け加える。自分で言わなくても、美容師さんから「少し梳いておきますね〜」と言われる。以心伝心のできる髪の毛なのである。こうしてショートカットにした私は改めて「ショートカットってなんて素晴らしい髪型なんだ!」と感動したので、記録しておくことにする。

洗うのが楽、乾かすのも楽、時間の節約

これはもうその通りなのだが、洗うのも乾かすのも死ぬほど楽になる。基本的にお風呂めんどくさい系なので、このメリットは一番ありがたい。特に乾かす方は、髪が長くて多かった時は10分とかドライヤーあててたんじゃないだろうか。もっとかもしれない。なんせ乾かないのだ。会社員時代、朝風呂にしようと思っていて寝坊した時はほんとに死ぬかと思った。①風呂をあきらめる、②超絶急いで入る(多分髪は半乾きになる)、③髪の毛だけ洗わずシャワーする、④オンタイム出勤をあきらめる、という四択を2、3秒で判断しなければならない。地獄である。話が逸れたが、なんせショートカットは時間の節約になるのだ。キーボードショートカットも同じ機能なのが面白いよね。

ヘアケア剤の消費が少ない、お金の節約

シャンプー、トリートメント、リンス、アウトバストリートメント、ワックス、ヘアウォーターなどなど、髪の毛のケアにかかる商品って多すぎないか。ただでさえこんなにいっぱいあるのに、ロングヘアの場合一度に消費する量が、多くならざるを得ない。すべてのアイテムが同時になくなるわけもないので、買い出しの頻度が増えてめんどくさい。もちろん好みだけれども、一度ああ無駄だな、と思ってしまった私はもうロングにはしないだろう。多分。気が変わる余地もないとはいえないけど。そこは人間の揺らぎだよ。

気軽にセルフカラー、お金の節約

今回ショートカットにしたとき、久々にセルフカラーをした。最近のセルフカラーは痛みも少ないし、泡で出てくるやつも使いやすいので、選択肢としてありだな、と思った。昔長めのボブぐらいでセルフカラーをやったことがあるけれど、髪をブロッキングしたり、液剤をつけた髪の毛が落ちてこないように気を使ったり、1箱じゃ足りないから2箱使ったり、なんか大変だった記憶しかないので敬遠していた。ショートカットで試してみると、1箱で十分液剤が足りるし、1箱なら美容院よりも安価だし、適当に泡を揉み込んでも髪の毛が落ちてきたりしないし、かなり快適にセルフカラーをすることができた。もちろん美容院でやった方が品質はいいだろうけれど、こちらも好みだと思う。

結婚式にお呼ばれしても髪型に悩まない

これは地味に大きいポイントだ。私はヘアセットにお金を使いたくない人間だ。これは前提である。そうなると自前で髪の毛をセットするしかない。普段ヘアアレンジをしない人間なので、パーティ前日にYouTubeでヘアアレンジ動画で勉強したところで、できないのである。セミロングの髪型だったときに、なんとか髪をまとめてパーティに参加したことがある。多分汚かっただろうなぁと思うけれど過去のことなので蒸し返さないであげてほしい、私のために。こんなに難しく、気合のいる、なんならお金もかかるヘアセットがですよ。ショートカットにするだけで、軽くねじってバレッタでも留めればいいのである。ああ、なんて美しい解決方法か。

まとめ

まぁ髪型なんて好みで決めるものだし、似合う似合わないもあるから一概にオススメはできないけれど、抵抗がなければ試してみてください。風呂嫌い民にはかなりオススメ。究極に合理な髪型はスキンヘッドだと思うけど、あいにく自分が女なので、なかなかに試しにくい。坊主刈りも羨ましい。ミニマリズムはできる範囲で、ということ。