雑記

語彙とgoo国語辞書と青空文庫

こんにちは、イシハです。突然ですが、私が大好きなQuizKnockさんの記事にこんなものがありました。

この記事に出てきた語彙のうち、意味を間違えたもの、しっくりきていないものをまとめて、自分の語彙を増やしたい!ということで、書いていく。

覚えたい語彙

横溢【おういつ】
あふれるほど盛んなこと。

諧謔【かいぎゃく】
面白い気のきいた冗談。しゃれ。ユーモア。

援用【えんよう】
自分の主張のたすけとして、他の文献・事実・慣例などを引用すること。

渾然【こんぜん】
別々のものが一つにとけあって、差別のないさま。

瞠目【どうもく】
感心して、目をみはること。

発見について

この記事を書くにあたって言葉を調べていたら、発見があった。
goo国語辞書が素晴らしい。例文を青空文庫から引っ張ってきているので、本の中でどのようにこの言葉が使われているかがわかりやすい。例文を読んで面白そうだと思ったら、その本を読んでみてもいい。

さっそく諧謔の例文を見ていたら和辻哲郎という作家が気になったので、青空文庫で読んだ。例文にあった著書ではないけれど『自己の肯定と否定と』という本。短かったのですぐに読めた。著者は哲学者の肩書きもあり、そういった面に触れているところが面白かった。気になってハイライトした部分を引用しておきます。

自分はすべての人と妥協した平和な状態を望んでいるのではない。個性は最高の権威を持ち、争闘は人性の根本に横たわっている 。しかし人々が皆我を滅して、しみじみした涙を流し、お互いに「人間 」として心と心とを触れ合わせるというような状態になると、個性はその特殊を厳密に保持しながら相互に融け合い、争闘は我の偏狭を脱して人性進化のために愛の光の内に行われる。

出典:和辻哲郎『自己の肯定と否定と』(青空文庫)

渾然の例文にて気になったのは物理学者・随筆家の寺田寅彦。『科学者と芸術家』を読み始めた。今まで知らなかった作家に出会えるgoo国語辞書、素晴らしいな。

今まで青空文庫を活用したくても知らない作家、知らないタイトルのものも多く、どう選んでいけばいいのかわからなかったけれど、語彙から始まる青空文庫、アリかもしれない。

余談

伏線を回収した思考の流れ

例文の作家に宮本百合子よくでてくるな…小説家か、日本プロレタリア作家同盟に参加…プロレタリアってなんだっけ…労働者の怒りを文学で表現した作品か…あ、小林多喜二…拷問で殺されたんだね…QuizKnockの動画で確か言及されたことあるな…ご長寿クイズの動画だ!