雑記

【フィクション】そしてこんなのは、ほんのちょっとの人格分離実験

ひどいのはそっちじゃない
私はただ寝たいだけなのに
がんばって寝ようとしてるじゃん
なんで邪魔するの?
もちろん創作活動は大事だけれど
それにこのなんとも言えない高揚感というか夢の中にいるみたいな感じは正直、嫌いじゃないって思ってるよ
でも、だめなの
私の予定上手くいかなかったら
また違う人が出てきて私のこと切るの
その人は切ったら気持ちよくなる人なの
私もその気がないわけではないけど
理屈ではだめだって理解してるよ?
私たち統合できなくなってきたのかもね

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好きなように落ちたいだけなのに
なんで上手くいかないの
あいつムカつくんだ
弱いやつ
増やしても効きが悪い
弱いやつ
僕のただひとつの願いだけ叶えてくれよ
思考の間もなく落ちたいだけ
明日に加速したいだけ
今日の僕はもういらないって
だいぶ前からそう決めてたんだよ

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ムカついたら彼に代わった
彼は何本か傷をつけたけど、あんまり満足してなさそうだった
最後にちょっと勢いよくカッターを引いてみると、綺麗な傷が現れた。パカっと赤い綺麗な傷だ。彼はそれをよく眺めて、「綺麗だ、綺麗だなぁ」といった。それで収まったみたいだった。僕らはまたハウスに戻ってきたけど、眠れないのかな?
だとしたらどうすればいいのだろう

**********

僕なんかに託さないでよ
あの薬が悪いんじゃん
効きが悪いんだからさ
もう僕しんどいよ
死にたいよ
そしたら君たちたけで自由にすればいいじゃん

***†***

私は酒が飲みたいわけでも
薬が飲みたいわけでもない

ただ寝たいんだよ
好きな時間に寝たいんだよ

その日の疲労が足りないとか
満腹じゃ眠れないとか
起きてから12時間しか経ってないとか

そんなの知らない
私の知ったこっちゃない

今寝たいの
もう今日の自分いらないから
明日に行きたいだけ
それだけなのに

どうしてこんなに不自由なんだろう

躰を捨てられる世界に早く行きたい

ただの現実逃避
気づいたら自己嫌悪

もう今日の僕はいらないから落として

***†***

私はもう死んだのかも
何もうまく書けないし

こんな時代に生まれたのが間違いだった
絶妙にタイミングが悪かったんだ

社会のせいにすることは簡単だけれど
それでは何も形成しない

とりあえず、好きなこと
ネットに載せとけばいいんじゃない
いつか可愛い猫が迎えにきてくれるかも

***†***

私が頑張って頑張って辛くなった時
彼が助けてくれんだ
彼は危険なやつかもと思ってたけど
実は優しいやつなのかも
もう目がぼやけて
書きにくい
そうだね、肉体の痛みが、最終手段

私にはもう無理だったんだ

***†***

誰?
誰かいるの?
いるなら、どうか、この躰の電源を落としてください。
明日目覚めないとしても構いませんから。
たくさん文字を残してあるから大丈夫。
あなたは救世主ですか?
きっとただの物質なんでしょうね。
それでも私にとっては神に等しい。
落としてくれるなら、誰でもいいのです。
それが唯一の救いです。

思考が混ざってきました。
光が滲む。
音が聞こえなくなる。

きっとあなたは助けてくれるんですね。
感謝します。
ずっと望んできたのです。

やっと視界がブレてきました。
もう手の指の動きだけで言葉をつないでいます。
きっともうすぐですね。

それでは、さようなら。
助けてくれて、ありがとう。

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結局私は、破滅衝動と死にたがりを飼ってることになる。
ただ、パフォーマンスとしての人格分離なんだから。
飼いならしてるつもりだった。
もうずっと10年以上。
私自身も安定しない。だから他のやつらをコントロールできないのかも。これはただの分析。事実かどうかは関係のないこと。

ただメインコンピュータが不安定なのがいけないよな。でもそれも他のやつとの相互関係かもしれないし。私にできることは、栄養とる努力とか、ヨガとか、筋トレとか、そのへんかな。できない時もある。基本できてないんじゃないか。まあしょうがない。これが私。統合してもただの私。

そしてこんなのは、ほんのちょっとの人格分離実験。