雑記

「すべてがFになる」からお気に入りの言葉を並べる

森博嗣先生の作品にハマって(昔から多分私が好きなんだろうな〜と思いつつもなかなか手を出せていなかった)S&M、V、四季、G、X、W、百年シリーズまで、全部ではないけどほとんど読み終えた。こんなに読書したのは久しぶりだ。楽しくて一気に読み進めたのだけど、読み終えたらもう一度最初から読みたいじゃないですか。一度めと二度めでは見える世界が違うじゃないですか。というわけでS&Mシリーズ1作目にして一番の有名どころ「すべてがFになる」を改めて読み返して抜き出したお気に入りの言葉を並べておく。そんなにネタバレではないかと思うけど、読んだことある人向けの内容かな。

第6章 虹色の目撃から

「どこにいるのかは問題ではありません。会いたいか、会いたくないか、それだけが距離を決めるのよ」

「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」

哲学的なお話大好物です。

第8章 紺色の秩序から

「(略)…情報化社会の次に来るのは、情報の独立、つまり分散社会だと思うよ」

「(略)…今さら、仕事がなくなるなんて騒いでいるのはおかしいよ。仕事をすることが人間の本質ではない。ぶらぶらしている方が、ずっと創造的だ。それが文化だと思うよ、僕は」

ニート的に抜き出したかったのかもしれない。

第10章 銀色の真実から

日本は、液体の社会で、欧米は個体の社会なんですよ。

日本人って、個人の中の沢山の人格を、液体のようにミックスして撹拌してしまうのです。

日本人的に生きづらい人、結構多いと思う。

第11章 無色の週末から

「他人のアドバイスを受けて、そちらの方が良かった……、そういう経験って素敵ですわね。多少、アーティフィシャルではありますけど……」

それは、立派なおもちゃの兵隊になることを夢見た小さな孤独だった。

アーティフィシャルは人工的、人為的、わざとらしいって意味だって!(調べた)

まとめ

ざっくりコメントしたけれど、どれも「深い…」と思わせてくれる言葉でとてもお気に入りです。並べておいて眺めたい…という個人的な欲求を満たすためだけの記事。